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Life Changer(裏)4 [小説]

第二章1Ruriの行動により、事態は急進展している。

その夜、両者の親和度がさらに上昇した。現場の保安員からの情報によると、下河原がRuriに電話をしたようだ。

それぞれの部屋の中での出来事はわからないが、通信履歴はチェックが可能だ。

話の内容をチェックする権限は今のオペレーションに与えられていないので、内容はわからないが既に下河原も愛情レベルに近いところまで高まっている。

彼らの相性は我々の想像を超えて良いようだ。事態は我々が干渉するまでもなく進行している。

少し、展開が速すぎると我々の用意が追いつかない可能性もあるので、逆のフィードバックも必要かも知れない。

今回のオペレーションに関して、少しずつ情報が入ってきている。Ruriを救うことによって、未来に起こる危機から多くの人類を救うことができる、らしいということが上司からの説明だった。

詳細は未だ明かされていないが近い将来の予言がなされているらしい。それも、かなり深刻な・・・・。

この社会では、科学的なシステムの進展とともに超科学に関しての理解も進んでいる。

いわゆる超能力による予言と科学による予測システムによって、将来の大まかな予想は立てられるようになってきた。

たとえば、地震の科学的予測システムと予知能力を組み合わせることによってある程度の確率で大地震の発生を予測し、被害を最小限にくい止めることも可能になってきている。

今回の件でも将来の災厄に対する予測システムと予知能力によってRuriの存在が不可欠とされているようだ。

このオペレーションに数十万人の命がかかっているとも聞いている。

実感は湧かないが失敗することはできないようだ。

下河原とRuriの感情に関しては順調に推移しているので、走りすぎないようにこの後のシナリオを進めなければならない。

下河原とはこの後カウンセラーとして接触することになっている。直接の接触によってコントロールしやすくなるだろう。

焦らず、急がずだ。


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